みんなねっとも呼びかけ団体となり「精神科医療の身体拘束を考える会」を設立し、7月19日に厚生労働省と外国人記者クラブで記者会見をしました。
「身体拘束」は、患者の手や足を専用の道具でベッドなどにくくりつけることで、身体拘束による身体的苦痛、精神的苦痛は大きくその実施には慎重さが求められ、入院患者が減少し続けるなか、身体拘束を受ける患者が増え続け、国の最新のデータでは、精神科で身体拘束を受ける人は2014年調査日に10,682人に達し、その数はこの10年で2倍以上にもなりました。杏林大学の長谷川先生の全国11病院の調査によれば、身体拘束の平均実施日数は96日と3カ月以上にもなっています。
身体拘束によって尊厳を失われ、最悪の場合、命を失われてしまうことすらある日本の精神医療の状況を看過することはできません。私たちは、実際に身体拘束を受けた者、身体拘束により命をなくした家族、身体拘束を減らすための諸活動を行っている者などから構成し不必要な身体拘束をなくし、その実施を縮減していくことを目指して広範な市民と連携して、実態を社会に知らせる活動を行っていきます。
詳しくは、「設立趣旨書」をご覧ください。
詳しくは、「設立趣旨書」をご覧ください。