公益社団法人 全国精神保健福祉会連合会
コラム みんなねっと事務局

お知らせします。みんなねっとの活動-2018年11月号

NEW! 2019年2月1日掲載

月刊みんなねっと11月号に掲載したみんなねっとと行政機関等の動きです

《みんなねっとの活動》

■公的部門における障害者雇用に関する関係府省連絡会議障害者団体等からのヒヤリング

中央官公庁における障害者雇用水増し問題に関わり、8月28日に「公務部門における障害者雇用に関する関係閣僚会議」及び「公務部門における障害者雇用に関する関係省庁連絡会議」が設置されました。

これに伴い、9月21日に、公的部門における障害者雇用に関する関係府省連絡会議障害者団体等からのヒヤリングが官邸で行われました。

出席は次の7団体でした。当会みんなねっと、日本身体障害者団体連合会、日本盲人連合、全日本ろうあ連盟、全国手をつなぐ育成会連合会、日本発達障害ネットワーク、株式会社ミライロ(ビデオメッセージ)。

発言時間1団体5分との定めで当会みんなねっとは、本條理事長が次の意見を述べました。

「障害者雇用者数の虚偽報告問題に関する意見」

 複数の中央省庁で障害者雇用者数を水増しして報告していたという問題が発覚して以降、都道府県など地方自治体にも広がっています。今回の問題については、再点検の結果、国の行政機関における障害者数は6,867.5人から3,460.0人減少して3,407.5人、実雇用率は2.49%から1.19%となっており、意図的な虚偽報告であり、障害者雇用率制度の根幹を揺るがす事態として憂慮しています。

平成29年度の障害者雇用状況調査(6.1調査)によれば、民間企業は、雇用障害者数、実雇用率ともに過去最高を更新し、法定雇用率達成企業の割合は 50.0%(対前年比1.2ポイント上昇)と、好成績を収めています。こうした勢いを形成しているのは、精神障害者や発達障害者等の就労に対する制度的バックアップと民間企業の努力の賜物であると考えます。

私たちは、長く精神障害者とその家族の権利擁護や支援体制の整備、精神障害者雇用や就労定着に関わってきました。今回の調査結果は、私たちの予想を超えており、驚きと憤りを禁じえません。障害者雇用に真摯に取り組んできた民間企業としても到底容認できることではないでしょう。

また、障害者の立場からすれば、人事担当者によって障害の有無を一方的に判断されてきたということでもあり、プライバシーや人権侵害行為として糾弾されなければならないと考えます。

平成18年4月に精神障害者が雇用率の算定対象とされた際に、このようなプライバシー侵害の事案が予想されたため、厚労省では「プライバシーに配慮した障害者の把握・確認ガイドライン」を制定して、障害者を守る方策を示してきました。

障害者手帳を所持していることは「原則」であると理解していたとか、理解が足りなかったとか、認識不足だったということでは到底納得できるものではありません。

今回の事態は、民間企業に対する信用失墜行為であり、障害者に対する偏見や蔑視の表れともいえるでしょう。政府・行政機関は、虚偽報告の対象とされた職員をはじめ、民間企業や障害者、国民に謝罪し、早急に信頼回復と再発防止策を取りまとめて、改善策を講じるよう要望します。

また、各省庁や地方自治体などにおける雇用率の未達成状況をどのように解消するかも合わせて計画を制定すべきですし、民間企業同様罰則規定も盛り込むべきと考えます。障がい者の雇用の在り方は法定雇用率のみに左右されるべきではありません。不足数の補充という拙速な対策にならないようにすることが重要です。「障害者雇用促進制度研究会報告書」で触れられているように、「障害者本人の希望や特性等を活かしつつ、安心して働き続けられる環境を整備する」という障害者の雇用の在り方が大切です。「働き方改革実行計画」(平成29年3月28日働き方改革実現会議決定)においても、「多様な障害特性に対応した障害者雇用の促進、職場定着支援を進めるため、有識者による会議の場を設置し、障害者雇用に係る制度の在り方について幅広く検討を行う」としてまとめられた「障害者雇用促進制度研究会報告書」を絵に描いた餅にしないためにも厳格な対処を求めます。時間を要したとしても、就労後の定着が進むよう以下要望いたします。

1 今後の再発防止策を制定し、監督者を定めてください

2 各省庁や地方自治体などの雇用率未達成状況の解消計画と罰則規定を厳格に講じてください

3 不足数の補充という拙速な対策にならないよう、十分な計画期間を確保のうえ実地をしてください

4 「障害者雇用促進制度研究会報告書」の短時間労働も視野に入れて計画の具体化をしてください


■みんなねっと全国大会 兵庫大会開催近づく!申込受付延長、当日参加も大歓迎!

第11回全国精神保健福祉家族大会in兵庫が、今年11月26(月),27日(火)に兵庫県神戸市ポートピアホテル及び神戸国際会議場で開催されます。

開催テーマは、《 精神疾患の本人と家族の明日を切り拓くために》です。基調講演は、愛知県立大学の山田浩雅准教授による≪精神疾患を正しく理解するための教育の必要性について~何故日本では、精神疾患の教育が進まないのか、世界はどうか~≫です。特別講演は、東京都医学総合研究所の糸川昌成先生による≪心の病とは- 物質と物質でないもの- 》です。

分科会は6つあります。

第1分科会「始めてます‼心の不調・病気を学ぶ回復を支える授業」、第2分科会「当事者の力、自立と経験を活かす( ピアサポーター活動)」、・第3分科会「薬だけに頼らない精神疾患との向き合い方」、第4分科会「私たちが求める家族支援について」、第5分科会「閉じこもっている本人とその家族の支援は』 ~家族と家族会の力と役割~」、・第6分科会「就労移行支援と定着」です。

相談コーナーとして、「お薬相談」、「障害年金」に加えて、「こころの病」のコーナーを新たに準備します。

懇親会では、前参議院議員で障害者支援にも熱心な元宝塚歌劇団にてベルサイユでばらのアンドレ役の但馬久美様が出演予定です。

2日目の午後からは、障害者のピエロの演劇団等が出演するエンターテインメントショーを開催します。

このように、盛り沢山な企画にしていますので、是非、兵庫県神戸までお越し下さい。

参加費は一般3千円、学生千円、障害のある人5百円です。又、懇親会は7千円です。全て予約制ですので、JTB神戸支店(☎078-384-1244)迄連絡下さい。正式の参加申込書を送付いたします。 (兵家連 米靖弘)



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